転職ノウハウ

保育士が辞める時期はいつがベスト?辞めるための手順も

保育士のベストな辞める時期はいつ?辞めるための手順も

誰にでも、どのような仕事であっても、どこかのタイミングで「仕事を辞めたいな」と一度は考えるものです。特に保育士は、子どもの命を預かっているお仕事。体力的にも精神的にも大変なお仕事ですので、様々な理由から退職を考えるという方も多いでしょう。そんな中で、実際にどのタイミングが保育士の「辞める時期」として適しているか、悩まれている方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、保育士が退職を決める際の主な理由や、辞める時期の見極め方を解説いたします。

保育士が仕事を辞めたい・新しい仕事をしたいと考えるタイミングは?

現在の職場から仕事を変えようと考える理由は人によって様々です。職場に対する不満や不安であったり、自身の成長のためであったり。もしくは結婚や出産などライフイベントに合わせてなど多種多様です。
その中でも保育士さんが、「辞める」という大きな決断を下すタイミングについて、多いものをご紹介いたします。

職場の人間関係に苦しさを感じたとき

一番多い理由として上がるのが、職場の人間関係です。この記事を読まれている方の中にも、人間関係で悩まれている保育士の方はきっと多いのではないでしょうか?
保育園の場合は基本的にクラスの運営など小さな組織で仕事をすることが多いです。そのため、自分は気を利かせて行ったことが相手にとっては印象悪く捉えられてしまうなど、気が合わない人と働かなければならないこともあるでしょう。
現在もまだ女性が多い職場がほとんどのため、些細な感情のもつれなどが原因で責任のなすりつけや、悪口を言ったり、相手を陥れようとしたりする行為があることも。「毎日出勤するのが嫌だ。苦痛だ。」と感じたときに、現在の仕事を辞めて、新しい仕事へと決断されるケースは非常に多いです。

仕事内容にやりがいを感じられないとき

保育士の仕事は、子どもの成長を見守る意味でも、社会的意義のある重要なお仕事です。
しかし、実際に働く中で想像以上に大変なことも多いため、理想と現実のギャップで悩む方もいます。多少の困難であっても充実していたり、楽しさを見出せると続けて働きたいと感じられる方も多いですが、逆に保育士のお仕事は日々のルーティンが基本的にしっかりとしています。
毎日の子どもとの関わり合いには楽しさを見いだせても、それ以外の雑務なども多いのが現状です。そのような様々な雑務やルーティンに対してやりがいを感じられず、それが負担となり仕事を変えたいと思う方もいらっしゃいます。

キャリアアップを考えたとき

働き始めた時はお仕事を覚えることに必死となりますが、慣れてくると今後の人生を考えどのようにキャリアを形成するかを考える機会は多いですよね。
自身の成長をここでは感じられないことに不安になったり、知り合いの方から新しい仕事や職場に対するオファーを受けるタイミングがあったりした際に、自身の未来を見据えて現在の職場を辞めるという方も多いようです。自身のスキルを高め成長させることで、キャリアアップを目指していく、という考え方なのでポジティブな転職理由といえます。

保育園を辞める時期はいつが正しい?知っておきたいポイント

一般企業で勤務している場合は2ヶ月前に退職の意思を伝えれば基本的に問題はありません。しかし保育士で特に担任としてクラスを受け持っているなどなると、3月末までは辞めることができないという雰囲気があるのが現状です。
ただし、一番適切な辞める時期は、「辞めようと自分が強く決断できた時」といっても過言ではありません。もちろん、安易に決めていいものではありませんが、自分自身でしっかりと悩み、こうすると考えることができた時。それが一番、正解と言える時期だと言えます。

保育園あるある?一般的な退職時期

保育士は他の一般的な企業と少し違う「退職に関する意思」を確認される機会があります。
施設によって少し時期は異なりますが早ければ6月、遅くても10月までには来年度の働く意思を聞かれます。そのため、退職の意思がある場合はここで伝えることが非常に多いです。
なぜこの時期に進退に関する意思確認があるのかというと、来年度に向けての採用を計画し求人募集を行う必要性があるためです。新卒採用を行う場合は夏から秋ごろにかけて実施することが多いため、進退は早めに聞くけれども退職するのは3月末という雰囲気や、それが当たり前という状態とされることがあります。
しかし、実際にはいつ「辞める」ことも間違いではありません。人間関係で苦しんでいるなどの場合は、無理をせずに早めの退職を選択するべきでしょう。
一方で、円満退職を求めている方や現状の職場で働くことに苦痛を感じているわけではないという場合は、年度末となる3月末を選ぶことをお勧めします。

引き止められるのは予想通り

「辞める」と伝えた後、引き止められる可能性は当然あります。特に保育士は人材不足と言われている業界です。施設によって異なりますが、引き止められる確率は高いでしょう。
・もう少ししたら主任になってもらうつもりだった。
・担当の学年を変更すれば、働く先生のメンバーも少し変わる。
・自分の子どもを働く職場に預ければ働きやすい。
辞める理由に対して、「ではこうすれば働き続けることができるのではないか?」という提案をしてくれるでしょう。それで自分自身が納得して現状の職場で働けるのであれば、退職意思を考え直すことも当然問題ありません。
しかし、何があろうとも現在の職場で働き続けるのは嫌だという場合は何を言われても、それを受けいれずに「辞める」という選択を貫くことをお勧めします。

まとめ

保育園を辞めるのは非常に大きな決断であるといえます。今後の人生も見据えて、辞め時を見極めることが大切です。無理をせずに自分自身が決断したタイミングを大切にしましょう。
また保育士の仕事であれば転職先は見つかりやすいです。保育士業界は引く手数多な業界ですので、自身が働きやすい職場を選ぶことができるはずです。転職エージェントを利用しながら、ぜひ自分に合った環境で働けるようになることを応援しております!