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新人保育士さんのあるあるな悩み4つ|対処法も解説!

新人保育士さんのよくある悩み4つと対処法

念願の保育士資格を取得して、いざ保育園へ就職!保育士として園児と接する中で、楽しい部分ももちろん多いですが、やはり誰にでも悩みはつきものです。

全国に保育士資格を持つ人は約160万人いますが、どの方も最初は新人保育士として様々な悩みを抱えながら、1~2年目を頑張ってきました。なので、もし今保育士としての悩みが何かあるのであれば、それは当然のことですし、気に病みすぎる必要もありません。

この記事では、新人保育士が抱えやすい主な悩みと対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

新人保育士が抱えやすい主な悩み4つと対処法

保育士試験を合格した人に対してのアンケートでは、働くことに対して「不安を感じる」「やや感じる」と答えた人の割合は、全体の6.5割を占めていました。
出典:厚生労働省/保育士の現状と主な取組

その中でも、「労働条件・労働環境」「保育・子育て・実習等の経験不足」「保育の専門知識・技術の不足」といった理由に不安を感じる人が多い状況です。

ここからは、新人保育士さんが悩みやすいことについて、具体的に4つご紹介します。

職場の人間関係の悩み

職場の人間関係で悩むことは、保育園に限らずどの会社でもあり得ますし、どんな人だって一番悩みやすい問題です。

特に保育園の場合は、関わる人が毎日ほとんど変わらないような、やや閉鎖的な環境でもあるので、悩みやすい人が多いようです。先輩保育士さんや園長の指導が厳しかったり、馬が合わなかったりする場合もあるでしょう。

職場の人間関係で悩む際は、まずは自分の働きかけとして「笑顔での挨拶」「綿密な報連相」「雑用もしっかり頑張る」といった行動を起こしてみることが大切です。一方で「仲のいい友達に話を聞いてもらう」といったガス抜きも適度に行ってくださいね。

子どもとかかわる際の悩み

「子どもたちに話を聞いてもらえない」「クラスがまとまらない」など、授業や実習で学んでも、実際の場面では子どもと上手に接するのはなかなか難しいことです。

子どもとの関わり合いは、どうしても経験が物をいう部分もあるので、あまり悩みすぎず、トライ&エラーの気持ちで日々対応方法を考えてみましょう。

大切なのは「子ども1人1人に対して働きかけること」「子どもと同じ立場・目線で接すること」です。子どもは当然1人1人性格が異なります。親身になって接することで、子どもも徐々に心を開いてくれるはずです。

保護者対応の悩み

保護者対応に緊張したり、特定の保護者さんが苦手だったり、クレーム対応があったり…と、保護者とのやり取りに悩む新人保育士さんも多くいます。

保護者とのやり取りは、やはり先輩保育士や園長先生のほうが経験もノウハウもあります。悩んだ際は、ためらわず相談してみるようにしましょう。

また、1年目の場合は、保護者の顔と名前を一から覚える必要があるので、その部分に悩みを抱える方も少なくないようです。保護者と子どもの特徴をメモに残すなど、自分なりの工夫を行ってみましょう。

事務作業に関する悩み

保育士の方は、保育計画の作成や行事の計画と準備、壁面や工作などの製作物など…子どもと接する以外にも事務作業が多くあります。

書類作成が苦手に感じ悩みを持つ方もいれば、業務量が多すぎて残業・持ち帰り残業などが発生していて悩む方もいるでしょう。特に新人保育士さんの場合は、事務作業の場合も先輩や園長のチェックが入ることも多いため、最初のうちは気を使いがちです。

また、残業が常態化している保育園であれば、「自分だけ早く帰ることに罪悪感を覚えてしまって、定時で帰りづらい」といった悩みを持つ人も少なくありません。
対処法としては、「やるべきこと」「やらなくていいこと」を明確にして、業務の効率化を心がけてみましょう。書類作業に関しては、何度か経験を重ねるうちにスピードもどんどん速く・内容も充実してくるので、最初のうちは自分の「型」を作るつもりで、頑張ってみるとよいですよ。

新人保育士さんがやりがいを感じられる瞬間は?

辛い場面、悩んでしまう場面もありますが、保育士として働いていればやりがいを感じる場面も必ずあります。

新人保育士さんが、保育士の仕事にやりがいを感じた瞬間や、嬉しかったシーンの例は、以下の通りです。

    子どもの成長や笑顔がみられた
    保護者から名指しで感謝の気持ちを頂けた
    先輩保育士・園長に褒められた
    子どもに名前を覚えてもらった
    事務作業が速くなり、自分の成長を感じられた
    卒園した子どもに再会できた

子どもが言葉を覚えたり、能動的に遊んでくれたりと、子どもの成長を間近に感じられたとき。そしてそれを保護者の方にも喜んでもらったときは、やりがいや嬉しさを感じる保育士さんが多いようです。

どうしても辛い場合は環境を変えることも大切!

一方で、保育士としてどうしても働き続けるのがしんどいくらい、大きな悩みを抱えている場合は、環境を変えることも検討しましょう。

職場の人間関係で悩んでいる際は、転職して新しい保育園で頑張ってみるのも一つの手です。もちろん保育士をやめて一般の仕事に就く、という選択肢もありますが、もし保育の仕事自体が嫌いではない場合は、1回は別の保育園で働いてみることで、悩みが解決することは多くありますよ。

まとめ

新人保育士さんとして、何かしらの悩みを持つことは当然です。人間関係の悩み、保育スキルの悩み…など、悩みの種類は人それぞれ違いますが、その悩みを放置しすぎると自分の心を苦しめてしまいます。自分が持つ悩みに対して適切な対処法をとったり、ご友人や家族、同僚に相談したりすることが大切です。

また、職場の人間関係での悩みの場合は、勤務先を変えることで悩みが解消されることも多いです。今の職場で無理して働き続けるよりは、まずは一度転職を検討してみてもよいでしょう。