働き方

パート保育士さんならではの悩み6つ|対応策も紹介!

パート保育士さんならではの悩み6つと対応策を紹介!

朝番・遅番でピンポイントでシフトに入れるパートの保育士さんや、日中に園児のサポートをしてくれるパートの保育士さんのニーズは非常に高く、都心部を中心に多くの募集がかかっています。

一方で、保育現場はそう甘いものではなく、パートならではの悩みを抱えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、保育園や託児所などで働くパート保育士さんに向けて、よくある悩みとその対処法をご紹介いたします。

パートで働く保育士さんは悩みやすい?よくある悩み6つ

主婦層や、ブランク明けの保育士さんの働き方として「パート勤務」を選ぶ人は多くいます。実際、パート保育士の求人は多くあり、需要も常に高いです。
しかし、限られた時間で働くパートさんだからこそ、パート保育士ならではの悩みはつきもの。ここでは、よくある悩み6つをご紹介します。

正社員保育士さんのあたりがきつい

園によっては、正社員・正規職員の保育士さんのあたりが強いこともあるのではないでしょうか。特に、パート保育士さんは、限られた時間で働くため、フルタイムで働く保育士さんと中々コミュニケーションがとれないことも多いです。
正規職員の保育士さん側からフォローしてくれたり、声をかけたりしてくれる保育園は働きやすいですが、忙しい園では中々そういった働きかけがないことも。時には、「なんでできないの」「しっかりやってよ」などと、あたりの強い言葉を浴びてしまうこともあるようです。

正社員と同じ業務量・責任が求められる

求人票では、事務作業や書類作成、お掃除など、簡単な業務のみの約束だったのに、仕事がどんどん増えてしまったり、責任の重い仕事を任せられたりするケースもあるようです。中には、パート保育士さんが1つのクラスを持たされたりするケースも。
人によっては重圧を感じてしまい、悩んでしまう場合があります。

雑務ばっかりやらされる

毎日がルーティンワークで、正規職員の保育士さんから洗濯・配膳準備・片付けなど、同じことを任せっぱなしで、「代り映えしない毎日だ」と思ってしまうパート保育士さんもいます。特に「子どもとたくさん関わりたい」と思ってお仕事を始めた方は、どうしてもギャップを感じてしまうようです。
逆に言えば、このタイプはやる気や向上心が大きい方ですので、保育士資格を取得したり、正社員求人を探したりすることもおすすめですよ。

職場の人間関係がうまくいっていない

園長や同僚との人間関係がうまくいっていないと、やはり悩みを抱えてしまいやすい傾向にあります。保育園はどうしても閉鎖的な環境になりやすいです。パートの場合は勤務時間も短いため、他の先生と仲良くなるのが難しい傾向にあります。
自ら積極的にコミュニケーションをとってみて、1人でも自分が一緒に働きやすい同僚の方を見つけるようにしてみてください。

保護者との関係がうまくいっていない

保護者の方から見れば、フルタイム・パート、どちらも同じ「保育園の先生」です。しかし、パート保育士さんの場合は、勤務時間が少ないことから、各子どもについての知識・様子や、園の行事・方針、情報などがあまりわかっていないときもあります。
保護者からの対応にうまく答えられないと、自己肯定感が少しずつ下がってしまい、悩みに発展してしまうケースは少なくありません。また、特定の保護者さんと馬が合わず、もどかしい思いをしている方もいるでしょう。

給料が少なくて割に合っていない

パート保育士さんの時給はおおよそ1,000~1,200円前後でしょう。最初は納得して働いていても、次第にどんどん忙しくなってきて「この給料じゃ割に合わないな」「生活するにはちょっと苦しいな」と思う人も多いようです。
パートの場合は、給料が中々上がりづらい傾向にあるため、正社員としてキャリアアップを目指すこともおすすめです。

パートの保育士さんの悩みを解決するための対応策

パートとして今の悩みと向き合いながら働き続けるのも一つの案です。しかし、どうしても「パートとして、この保育園で働き続けるのが辛いな」と思った場合は、以下の対応方法も検討してみてくださいね。

保育士資格を取得する

現在無資格でパート保育士として働いている場合は、保育士資格の取得を前向きに目指してみましょう。保育士になるための方法はたくさんありますが、中卒でも5年以上・7,200時間以上の実務経験があれば、国家試験の受験資格があります。
参考:https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qualify/

働くモチベーションにもつながるほか、保育士資格を取得すれば、より幅広い仕事ができたり、将来のキャリアアップも視野に入れたりすることができます。

正社員の保育士を目指す

保育士資格を現在持っている方は、今いる職場で正社員を目指したり、違う職場の正社員求人を探したりすることもおすすめです。
日本では保育士の処遇改善が年々進んでおり、特に正社員の場合はその恩恵を受けやすい形です。福利厚生や社会保険の面からも安定して働きやすいのは正社員のほうと言えるので、不要に入っている場合も含めて、一度ご自身でベストな働き方を考えてみるとよいでしょう。

違う保育園・職場を探す

人間関係がうまくいっていない場合は、違う保育園でパート保育士として働くことをおすすめします。パートの場合は、正社員と比較して辞める際のハードルが低い点がメリットです。また、勤続年数がある程度短くても、パートの場合は正社員ほど気にされません。
保育士専門の転職エージェントなどで、相談しながら求人を探すと、自分の理想にあった職場選びができるのでおすすめですよ。

まとめ

パート保育士さんは、やはりパートならではの悩みを抱えながら働いていることが多いです。まずはどんな悩みなのかを棚卸して、その悩みに合わせた対処法をとりましょう。
また、パート保育士として求人を探す場合は「正規職員が極端に少ない園は避ける」「人手不足が深刻な園はなるべく避ける」などに注意しましょう。ママ保育士さんが多く働いている職場は、自分の境遇について理解してくれる方が多いので、職場選びの一つの軸としてみてもよいですね。
一方で、そういった内容は求人票からは中々読み取れないので、保育士専門の転職エージェントさんに相談してみることもおすすめです。